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Sarie's Cafe もっと食べちゃう!

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2009/06/02

薬食同源の効能と機能

 先日、日本中医食養学会の総会の日ということで東京まで行きました。

2部には和田政裕先生の「薬食同源の効能と機能」の講演を伺いました。
今日はその内容をお伝えしたいと思います。

人間が食事をする意味
1.栄養素を摂取し、生存を確保・・・栄養素補給としての食事
2.空腹感をいやし、満足感を得る・・・食物・食品レベルの食事
3.料理を楽しみ、思考を満足させる(おいしさを得る)・・・料理・嗜好としての食事
4.食事を共有することにより人と人との深まりを得る・・・社会・文化としての食事
  (人間関係の構築)
5.健康を維持増進し、病気の予防さらには食による治療を望む(現代の望んでいる「食」の形・・・医食同源としての食事

薬膳はこの5にあたる。
私もその通りだと思います!!

そして4はとっても大切にしたいところ。
忙しい人が多く、こういったことを感じて食事をしていらっしゃらない方が増え、
心まで栄養をなくしている方が多いと思えて仕方がないのです。
ラブ名古屋の読者さまは大丈夫だと思いますが、気をつけてくださいね!


食品の機能
食品においてもっともお重要な基盤・・・安全性
食品か否かの基準は食べられるかどうかの判断
・生存に必要な物質を得る・・・一次機能(栄養素)
・おいしさを得る・・・二次機能(嗜好性)
 味覚成分、香気成分、テクスチャーなどが作り出すおいしさ
・健康を得る・・・三次機能(保健性)
  生体調節(血液など自分ではわからな)、体調調節機能(自分で感じられる)など

調理師のたまごちゃんたちに「食品衛生学」を教えていた時に口を酸っぱくして言っていたこと。
安全性

これをなくしては食べることはできません!!



そして食品の機能は安全に食べれるだけではなく、栄養素やおいしさ、健康を得るもの。
ただ、TVとかでは良い面ばかり取り上げています。
食品は多様性・複雑系的の特徴があり、食品に含まれる成分は
栄養素、非栄養素、生体調節因子、有害成分、栄養障害成分などさまざまな顔がある。

カテキン・・・鉄分の吸収を阻害する、酸化ストレスを軽減するなど違う顔をもつ

いい面、悪い面を知ってうまく活用することがポイントになるということだと先生はおっしゃていました。


物事もそうですが、やはり裏表があります。両方を知った上で、判断をすることの大切さを改めて感じたお話でした。


和田先生は薬膳の組み合わせを科学的に証明されることをされています。
科学的に証明された組み合わせ(薬膳)でお食事をして、効能を実感できる日がきますね☆

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ボヌゥールパ代表 水田小緒里

ボヌゥールパ代表
水田  小緒里
管理栄養士
国際中医薬膳師
「食の面から心と体の健康をサポートして、より美しく・より健康に・より幸せに…」をコンセプトに、西洋だけでなく、東洋の食事に関する考え方をバランスよく取り入れ、「食のアドバイス」を行う。 現在、薬膳資格講座、薬膳の講演など名古屋で薬膳の普及に努めるている。
名古屋・大阪の薬膳アドバイザー・中医薬膳指導員 薬膳資格講座
国際中医薬膳師講座
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