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薬膳的【対処療法】していませんか?

Category: 薬膳

薬膳心理®学の開発者
薬膳心理カウンセラー®養成講師
水田小緒里です。

 

私は(一社)紡ぐしあわせ薬膳協会
代表理事として薬膳の資格講座を
運営しておりますが、

先日、薬膳の中級の資格となる
中医薬膳指導員の
対策セミナーが行われました。

対策セミナーでは
日本中医食養学会の会長に
直接講義をしていただいたのですが

改めて思ったことは、
薬膳だから【根本療法】
なっているとは限らない!

ということです。

薬膳を学びたての頃は
知識を入れるだけで精一杯

知識と知識が点と点となり
結びついていない状態。

 

根本原因を導き出すことすら
難しいかと思います。

それが少しずつできるようになり
そしてそこからやっと
【体全体を一つとしてとらえる】

ことができるようになり
全体で見た時に本当の
根本原因がわかり
本来すべきケアの方法がわかります。

 

たとえば、消化器官が弱くて
生命エネルギーの源の「気」が
不足していて慢性的つかれがあったり
すぐ風邪を引いたりしているとします。

直接的な原因は消化器官が弱くて
生命エネルギーの源の
「気」が不足しているので

消化器官を正常に働けるように
ととのえながら、「気」を補う

というケアであっています。

 

 

薬膳では五臓がバランスよく働くことも
健康を考える上で大切なのですが、
ストレスにより「肝」が
「脾(消化器官)」に
負担をかけていることで

「気」がつれていないということも
よくある症例です。

 

​​​​​​​

 

この場合は「肝」も「脾」
両方共を調整しないと
いけないわけです。

今日は専門的な話をしましたが、
一か所だけを見ていても
根本療法にならないことがある

ということを知った上で
ケアをしないと、
【なかなか効果が出ない】
ということがあるということです。

 

きちんと学ばないと
最初のとっかかりだけで
理解したと勘違いして
薬膳を活用している方もいますが、

それは根本療法ではなく
薬膳的な視点の
【対処療法】に近い使い方
になっているのです。

 

便秘でも体質を見ながら
セルフケアをしますが、
その先になぜその体質が
起こってしまったのか??
この部分まで見つけ出すこと!

そうすると
【根本療法】となります。

 

せっかく薬膳を
身につけるのであれば
より深く理解して
本当の意味で薬膳を
活用したいですよね!



 

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